観光地での回遊性向上!ポート情報を活用した「寄り道」を促すマップアプリの仕掛け
シェアサイクルなどのポート情報を組み合わせたマップアプリの仕掛けとは
せっかく地域に魅力的な飲食店や隠れた名所があっても、観光客がそれに気づかず通り過ぎてしまうのは、地域にとっても大きな機会損失です。
そこで注目されているのが、観光スポットの情報と、シェアサイクルなどのポート情報を組み合わせたマップアプリの仕掛けです。今回は、移動と観光情報を掛け合わせることで生まれる「寄り道」の促進アイデアについて解説します。
1. スポットとポート情報を組み合わせるメリット
これまで、観光情報と交通手段の検索は別々のアプリやWebサイトで行われることが一般的でした。しかし、これらを一つのマップ上に統合して表示することで、観光客にこれまでにない手軽な移動体験を提供できます。
■移動手段の選択肢が視覚的にわかる 観光スポットの周辺にシェアサイクルや電動キックボードなどのポート情報がリアルタイムで表示されれば、次の目的地への移動手段をその場で直感的に選択できます。
■ちょっとそこまでの移動が身近になる 徒歩では少し遠いけれど、自転車なら5分で行ける距離にある魅力的なスポットに、自然と足が向くようになります。
2. 寄り道をデザインするマップの仕掛け
マップアプリにちょっとした工夫や仕掛けを取り入れることで、観光客の自発的な寄り道を促すことができます。■現在地とポートを起点にしたルート提案 主要な観光ルートの途中にある隠れた名店や絶景ポイントを、マップ上で移動の拠点となるポートとセットで紹介します。これにより、観光客は予定になかった場所へも気軽に足を延ばしやすくなります。
■おでかけ情報とクーポンの連動 マップ上の特定の店舗やスポットをタップすると、その詳細情報やその場で使えるデジタルクーポンが表示されるような仕掛けです。これによって、移動すること自体の楽しさやインセンティブが生まれ、地域全体の回遊性が大きく向上します。
3. 移動のハードルを下げる手軽さも重要
どんなに素晴らしい仕掛けがあっても、観光客に「専用のアプリを新しくインストールして、面倒な登録をしてください」と求めてしまうと、利用率は下がってしまいます。そこで、多くの観光客がすでにスマートフォンに入れている、日常的に使い慣れたコミュニケーションアプリ等を窓口にすることが効果的です。
駅や観光案内所のQRコードを読み込むだけで即座にマップが開き、情報閲覧からモビリティの予約、クーポンの取得までがシームレスに完結する環境を整えることで、利用のハードルを極限まで下げることができます。
まとめ
観光スポットとモビリティのポート情報を掛け合わせたマップの提供は、観光客に自由でストレスのない移動体験を提供するだけでなく、これまでスポットライトが当たりにくかった周辺エリアへの人流を生み出します。地域の魅力を余すことなく体験してもらい、地域経済をさらに活性化させるために、おでかけ情報と移動手段をセットで見せるデジタルマップの導入を検討してみてはいかがでしょうか。
